カエルパターン
バスがカエルを補食することは実際にあります。
亀山ダム、桧原湖、利根川などでガイドやプラ中に目撃したことも数回。水面をエビのように跳ねて逃げるカエルにボイルするように食いついていました。その後もある程度の個体群がスローにシャローをウロウロしていました。
それまではエサの少ない野池や閉鎖されたシャロースポットでリアクション的にカエルも食べるといった程度のバスを、人間側がウィードレス効果の高いフロッグルアーでアプローチすることでカエルパターンと呼ばれている程度の認識でした。実際よく釣っていたのも夏場に野池のヒシモ上のみ。
しかしカエルを補食するシーンを観察しているうちに、カエル補食を学習し行動パターンになっている魚もいるなぁと感じるようになりました。
特にリザーバーはこのパターンが顕著にあると最近は思います。
ハイシーズンはやはりシャローに陣取った個体がリアクション的に補食するというのがほとんどなのですが、水温が下がり、バスの活性が下がってくる12月以降、シャローカバー直下のバスは、カエルの登場を期待しているとしか思えない釣れ方をすることがあります。
つまりテキサスリグを入れるより表層の方が反応がいいのです。
寒くなってカエルのイメージはあまりないかも知れませんが、実はニホンアカガエルやヤマアカガエル、ヤマヒキガエルなどは1〜3月の冬にも産卵します。森林性の強いこの種はリザーバーの周辺に多く、冬でも動き回っているのです。
これらが水際に現れるタイミングまではわかりませんが、街灯にあつまる虫を食べるヤモリのごとく、シャローでカエルを食べようと待っているバスがいるのです。
こういったバスは濃いカバーではなく、薄い浮草のようなところでよく釣れます。また小さいインレットやガレ場、岩盤が隣接した赤土がいいと思います。
因みにカエルは一般的に緑色のイメージがありますが、この冬場に動くカエルは全て茶系。特にヤマアカガエルは綺麗なアカチャイロなのでそんなカラーがお勧めです。バスは色が判ります。
私が感じたのは温暖な房総のリザーバーでのことなので、極寒なフィールドでの状況はわかりませんが、冬のカエルゲーム、ちょっとデカいバスもでますので、参考にしていただければと思います。
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